Kij2004-04-03

週刊文春3月25日号の発売禁止命令の問題

文春側の申し立てを認めて禁止が解かれたけれど

実際の所 禁止命令が出た時点で
「既に件の雑誌は書店やコンビニに向けて出荷済みなので
いまさら間に合わない」(←これは文春の言い分)
とのことで出荷された雑誌は回収が出たわけでもなく
ほとんどの店ではあっという間に売切れてしまった
店頭に並べた店のほとんどは 同じような状況で
普段の週より返品率は低かったに違いない

「出荷してしまったから もう遅い」
って言うのは単なる言い訳に過ぎず
出荷後に何かの理由で販売を止めて回収することは
出版業界では結して珍しいことではない

更に週刊文春は翌週の号で
今回の問題について特集を組み
この号も早々に売り切れた

この2週間は(うちの店に関しては)
いつもよりちょっぴり多い入荷数だったにもかかわらず
早々に売り切れになったということは
文春にとってみれば 禁止命令がかえって宣伝に繋がった形

最高裁では表現の自由なんてもっともらしい言葉をもし出していたけれど
結局の所文春は意地を張りたかっただけなんじゃない?